タトゥーの施術直後に彫師さんが貼ってくれる「ドレッシングフィルム」について、お伝えします!
※(それぞれで、彫り方やケア方法も違うので、貼らないスタジオさんももちろんあります!)
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「ドレッシングフィルム」とは?
「ドレッシング材」というと、包帯やガーゼなど、医療現場で傷を保護するために巻いたり、覆ったりするものの総称です。
最近は様々な商材が開発されていて、特に医療の現場では、縫合した傷口に粘着剤のついたフィルム(シール)を貼り付けて密閉して傷口を治療する、という方法も多くなっています。
タトゥーでも、多くの彫師さんが、フィルムやラップ(サランラップ)を貼ってくれますよね。
が!!
粘着剤が強めのものは、皮膚が被れることも少なくなく、「フィルムの形が赤く跡になってしまった・・・」というお客様もチラホラ。
フィルムを剥がせば、自然と治癒することが多いのですが、皮膚の異常を気づかないまま貼り続けると、赤みどころか、被れてかゆみが出て、じゅくじゅくとした汁が出てしまったりなどのケースも。(→筆者も施術後に自分で貼ったフィルムが肌に合わず、この状態になってました・・・トホホ😢)
こんなドレッシングフィルムは注意が必要!
ドレッシングフィルムですが、タトゥー用とうたった海外ものの輸入品も多くなり、彫師さんの間でも「どれがいいの?」という声もあがっているのも事実。
どれぐらいで剥がすかもフィルムによって様々。
そのため施術後の肌の状態を見極めながら、異常を感じたらすぐに剥がしましょう!
(このようなフィルムは肌に負担がかかる可能性が!)
・粘着性が強い
粘着性の成分が肌に合わずに炎症を起こして赤くなったり痒くなったりする(アレルギー)
・ラテックス
素材にラテックス(天然ゴムに含まれるタンパク源)が含まれるものは、アレルギーを持つ方もいるので注意が必要。
・テープの伸縮性がない
伸縮性がないと肌が引っ張られるので、皮膚に負担がかかる。
・テープの透過性がない
長時間の貼りっぱなしで肌が蒸れてふやけ、肌が傷つきやすい状態に。
肌が弱い方、過去に粘着性のものでかぶれたことがある方は、フィルムを貼ってもらってしばらく経ったら、皮膚の状態を確認するようにしましょう。
そして、赤みやかゆみなど何かしらの異常があったら「剥がす」ことを心がけましょう。フィルムでかぶれてしまったら、さらに回復の時間がかかってしまいます。皮膚の状態をしっかり観察して見極めることが大切です。
(筆者は、施術後、その日の夕方に張ってもらったら翌朝のシャワー時には剥がすようにしています)
参考:剥がし方も「コツ」があります!
剥がし方の基本は「角質を剥がさない」こと!
そのため、肌と平行になるように、少しずつやさしく引っ張りながら、剥がすことが大切。↓
【腕】
【足】
この方法が角質やインクを剥がさず、肌に負担がかかりにくい剥がし方とのデータもあります。ぜひ参考にしてみてください。
そして・・・
フィルムを剥がして、タトゥー箇所がガサガサかさぶたになったら、「アフターケアクリーム」の出番でございます!😀 たっぷり使ってやってください。
以上、参考になれば幸いです!