商品を提供する側の立場から言うと、「ヴィーガン」という言葉の扱いがとっても難しく感じる今日この頃。
動物の愛護や宗教上の観点から、製品を区別する印として「ヴィーガン」と表記されるならばいいのですが、最近では、“ヴィーガン製品だから安心、ヴィーガン製品はアレルギーが出ない”、など、間違った捉え方をされることもあります。
ちなみに、現行の<アフターケアクリーム>は、植物由来成分を多く配合しておりますが、保湿やツヤを高めるため目的でハチミツが含まれるため、ヴィーガン製品ではありません。
私たちのように、商品を提供する側としての努めは、いかに「安全性を100%に近づけるか」が第一優先です。
植物性と動物性原料で同じ効果でも、日本で実績がなく、安全性が不確実な場合は、動物性原料を優先性させるというのが実情です。厚生労働省でもその安全性は厳しく評価しています。
以前、アメリカのFDA(厚生労働省)でも、ヴィーガンと表記しているインクに、製造中に雑菌が混入していたという事例が報告されました。
リコール(返品)扱いとなりましたが、海外に輸出され流通されてしまったロットは追跡が困難です。アメリカ国外では、リアルタイムにそのような情報を入手するのも大変です。(通達なんてきませんから!)
だからインクケアプロダクトは、どの過程においても、管理ができて、かつ、お客様の手元に届いてからもアフターケアのサポートまで行う形を目指しています。そのための「国産」にこだわりました。
成分はもちろん大切、しかし、開発〜製造、そしてお手元にお届けするまで、限りなく難しい100点に近づけることがインクケアプロダクトが目指すべきミッションです。
とはいえ、いろんな考え、いろんな宗教のお客様がいらっしゃって、海外にもお客様がいらっしゃいます。安全性は第一に、植物性(ヴィーガンの方も使える)の製品も研究開発しているのも事実です。
日本国内はもちろん、世界中のいろんな方がタトゥーを楽しめるように。
多様性の時代を肌で感じる今日この頃です。日々、精進してまいります!